烏論な正論です。
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はじめに
政党・マスコミでは小泉改革の光と影という論調が多いですが、
果たして純粋で精緻な経済分析に基づいたものでしょうか?
ためにする論調ではないでしょうか?
当研究所では、データに基づいて小泉改革の光と影について、
順を追って解説する計画です。
ぜひとも、皆様のご批判とご意見を賜りますようお願い致します。
以後の内容はカテゴリー・ページの、主に「論点」に続きます。

意   図
「小泉改革の光と影」とか「格差社会」という感覚的な言論が多い昨今です。
小泉改革がなしえたことと問題点をデータで証明することによって、
小泉改革を継続しなければならないことは何か、フォローしなければならないことは
何かについて論説したいと思います。

目次概要
1.「小泉改革の光と影」とか「格差社会」という言論は感覚的過ぎないか?
  (野党批判・マスコミ批判)
2.小泉改革は生産指数(など)で成功し、消費(など)で失敗している
3.小泉以前(73~2001)の景気指標(多数)を周波数分析して、
傾向線(三角関数の集合)を算出し、この延長線と小泉以降の実測値(多数)を
それぞれ比較して小泉改革を評価する。
4.周波数分析による傾向線(三角関数の加算)のパラメーターである三角関数の
周波数と振幅(貢献度)を各景気指標について検証しグルーピングする。
5.成果を継承して、フォローする方法
6.適宜、分析手法・用語を解説する
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参考資料:
家計消費支出(全国勤労者世帯)(前年同月比)

元資料:
経済社会研究所の景気動向指数

図表の説明
1.1973/1?2001/12を小泉以前とする。
2.2002/1?2006/1を小泉改革とする。
3.青線=実測値
4.黒線=長期=小泉以前の実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?120ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
5.黄線=中期=小泉以前の実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?12ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
6.白線=全体=小泉以前の実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?6ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
7.赤線=小泉以前以後にかかわらず、その時点までの実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?12ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
これは実測値と基準値を同じベースで比較するためである。(赤線は青線の理論値である)

評価
1.小泉改革後の実際(赤線)は小泉以前の波の延長である黄線を下回っている。
  →小泉改革は家計消費を鈍化させた。
2.小泉改革開始の時点で中期の波の傾向(黄線)は上昇であり、実際(赤線)も上昇したが2003年に上昇の度合いが小さくなった。
  →小泉改革は家計消費の上昇傾向に歯止めをかけた。
3.小泉改革開始の時点で長期の波(黒線)は上昇傾向であるが実際(青線)は上昇の程度が小さい。今後上昇する勢いが見えない。
  →小泉改革は家計消費を向上させる期待が持てない。

最終評価:X (○△X評価で)
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自然界にある歪波をフーリエ展開して将来的な波形について予測できると考えても問題はないでしょう。
しかし、社会科学的な離散データの場合はどうでしょうか。
確かに、これら離散データを連続する一つの波とみて、そしてこれを正(余)弦波の重ね合わせとして分析することはできるかもしれません。
しかし、社会科学で扱う時系列的な離散データの波が、本当に複数の周期的な三角関数波の組み合わせによって作られた歪波なのでしょうか?

結論から言えば「経済学は物理学の真似事」です。
「経済学 周波数」で検索してみて下さい。
「物理学の真似事」経済学のHPがワンサカ引っかかってきます。経済学は「その程度のもの」なのですよ。
逆に言えば私論は独創でも独走でもないと言うことです。

でも「物理学の真似事」経済学以上の経済学はありません。
「物理学の真似事」経済学以下の経済学は過去ありましたね、マル経。これは共産国の経済をズッタズッタに破壊し尽くしましたね??

仰るとおり経済に電力のように特定サイクルの波を作り出すエンジンがどこにあるのか???と問われれば答えようがありません。
経済の波を自然界の波と同じものであるとは私も思いません。

波から少し距離をおいて考えます。
例えば単純平均があります。
この単純平均から極端にはなれたデータを異常値として、そのような異常値が多い場合は、この単純平均は母集団を代表しないというのが統計的な検定です。

経済の波は単純平均よりはマシな統計量と考えて頂ければ結構です。
どの程度マシか?
それは波分析による当て嵌めがどの程度のものかということが答えですが、相当なものです。

以上は、経済学など知らぬ非才な私の直感的ないい加減な書き込みなので、このまま捨て置いて戴いて結構です。

いえいえ一芸(一つの学問)に優れた人は何事にも理解力があるものですね。
経済学は物理学のアナロジーですから物理学が解る人は理論経済学が簡単に解ります。
参考資料:
生産指数(鉱工業)
http://kouzumi2.up.seesaa.net/image/Koizumi_Seisan_2001_22195_image001.gif

元資料:
経済社会研究所の景気動向指数
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/menu.html#di

図表の説明
1.1973/1?2001/12を小泉以前とする。
2.2002/1?2006/1を小泉改革とする。
3.青線=実測値
4.黒線=長期=小泉以前の実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?120ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
5.黄線=中期=小泉以前の実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?12ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
6.白線=全体=小泉以前の実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?6ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
7.赤線=小泉以前以後にかかわらず、その時点までの実測値を「波分析器」にかけて波のサイクルが1200ヶ月?12ヶ月で貢献度の高いものを選んで集計した。
これは実測値と基準値を同じベースで比較するためである。(赤線は青線の理論値である)

評価
1.小泉改革後の実際(赤線)は小泉以前の波の延長である黄線を上回っている。
  →小泉改革は生産指数を向上させた。
2.小泉改革開始の時点で中期の波の傾向(黄線)は下降であるが、実際(赤線)は下降の程度が小さい。
  →小泉改革は生産指数の下降傾向を防いだ。
3.小泉改革開始の時点で長期の波(黒線)は下降傾向であるが実際(青線)は上昇を続ける期待が持てる。
  →小泉改革は生産指数を向上しつづける期待が持てる。

最終評価:○ (○△X評価で)
前回述べた主成分分析手法では2002年から2006年まで、おおむね景気拡大に見える。
http://kouzumi2.up.seesaa.net/Shuseibun/PCA_2006_15977_image001.gif

「光」
主成分 生産指数
主成分 稼働率指数
主成分 東証株価指数
主成分 新設住宅着工床面積
「陰」
主成分 常用雇用指数

「光」にしても「影」にしても、これらはすべて小泉改革の成果として評価できるでしょうか??
先行する期間を見ても各景気指数は周期的に変動しており、小泉改革の期間は単にこの景気変動の続きでしかないとも見える。
それにしては小泉改革以降は景気上昇の期間が異常に長引いているようにも見える。

どうすれば以前の景気変動の続きと小泉改革独自の成果を区別できるのでしょうか?
以前の景気変動を「波分析器」にかけて、その「波分析器」が予測する小泉改革期間の経済指標と実際の経済指標を比較して、実際の経済指標が予測を上回れば小泉改革が成功したと判断できます。

「波分析器」の仕組み

1.
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/menu.html#di
経済社会研究所が月次で発表している景気動向指数の個別系列の数値:
(先行系列 一致系列 遅行系列 = Excel形式)を景気の実測値として読み込む。

2.
1973/1?2001/12のデータを「小泉改革以前」として、長期の波(10年サイクルより長い波)と中期の波(6ヶ月サイクルより長い波)を抜き出す。

3.
2002/1?2010/12(小泉改革期間)の予測をする。


「波分析器」が見つけた波

例えば

生産指数(鉱工業)
http://kouzumi2.up.seesaa.net/shuuhasuu/Koizumi_Seisan_2001_31347_image001.gif

何ヶ月サイクルの波が(横軸)どれだけあるか(縦軸)を示す。
「どれだけあるか」を貢献度と呼びましょう。

「波分析器」の予測と実際の比較

例えば

生産指数(鉱工業)
http://kouzumi2.up.seesaa.net/image/Koizumi_Seisan_2001_22195_image001.gif

黒線=長期=1200ヶ月?120ヶ月(の中でも貢献度の大きいもの)
黄線=中期=1200ヶ月?6ヶ月
 (の中でも貢献度の大きいもの:実際は20ヶ月程度)
白線=全体 (1200ヶ月?6ヶ月のすべての周波数)
赤線=1200ヶ月?6ヶ月
 (の中でも貢献度の大きいもの:実際は20ヶ月程度。
  期間の終点を2001/12に固定せず移動する。
  2001/12で必ず黄色線と一致する)
青線=実測値

サイクルが短くなると貢献度が小さくなるのが一般的であるため、白線と黄線は大概の経済指標で一致する。

計測期間において黄線が青線近辺にあれば近似の精度が高い。
2002/1?2006/1において黄線より青線が上回っていれば、小泉改革は高く評価できる。
青線はギザギザなので青線の代わりに赤線を比較する。
総じて言えば、小泉改革は大成功でした。

改革の成果である「光」が燦然と輝いており、「陰」があるとは言うものの、改革の成果を有難く頂いた上で、改革の成果に矛盾しない手段で別途「陰」の手当てをすれば良いという程度のものです。

最初に、これをご覧下さい。
http://kouzumi2.up.seesaa.net/Shuseibun/PCA_2006_15977_image001.gif
これは、経済社会研究所が毎月発表している景気動向指数
http://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/menu.html#di
個別系列の数値:(先行系列 一致系列 遅行系列 = Excel形式)
に掲載されている多数の経済指標を、相関関係にあるものを整理して、5つの成分にまとめてグラフ化したものです。
(学術的に言えば主成分分析ですが用語はどうでも良いことです)

例えば「主成分 生産指数」というのは生産指数という景気データに密接に関連しているデータ群の集計です。

小泉改革の「光」
主成分 生産指数
主成分 稼働率指数
主成分 東証株価指数
主成分 新設住宅着工床面積

小泉改革の「陰」
主成分 常用雇用指数

確かに「光」が「陰」を圧倒しています。
しかし、これは小泉改革とは関係なく、それ以前の経済の「波」が偶然小泉改革の時期に現れただけではないのか・・・
もし、そうなら小泉改革の成果とは言い難い。

と、考えるのが人情ですね。

いや、そうではない。これは小泉以前の経済の「波」では説明できない大きな果実である、ということを証明することが本研究のミソです。
専門用語が多すぎて理解しにくい
折角、正しいことを言っておられるのに勿体無い
など、ご意見を頂戴いたしました。

ご要望により「簡単・明瞭バージョン」を設置しました。
これは「論点」の記事と並行して投稿します。
内容は全く同じですが証拠能力に欠けることを犠牲にしていますので、厳密さを要求される場合は従来の「論点」の記事を併読して下さるようお願い致します。
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